食べる事、食べない事 ♯97 2010.6.15
木々の緑の美しさとむっとする湿度、梅雨入りですね。映画通という訳でもないのですが、この季節からは、私の好きなベトナム映画「青いパパイアの香り」を思い出し、「うっとおしい」とばかり言っておらずに、ウェットなアジア人であることと温帯モンスーン気候を楽しむ事にしています。(笑)
さてさて、今回は食に関する話題です。足に怪我をする前の私の夢は、CMの余分3兄弟だったり、病院だったりと食事への警告が来ていました。1月〜5月初めまでの私は、店内改装や契約ごと、交渉ごとが続き、研修も立て込んでいたため、ストレスで食事が乱れ、心地悪さを実感していただけにわかってはいたのです。中でも重要な鍵の隠されたメッセージの夢がありました。「インキュベーション」という言葉が繰り返し出てくる、それだけの夢です。意味がわからなかったので、起きてすぐ辞書をひいたらincubation=孵化、抱卵ということ。夢の講師の坂内先生いわく、その夢を見たのが3月末の満月の翌日だったという時期も考慮に入れてイースターエッグとの関連を指摘されました。イースターを調べなさいと。イースターの46日前に受難節(四旬節)があり、私にとって受難の日々がそれにあたったのかもしれないということまで教えて頂きました。が、そこで終わりにしていてはいけなかったのです!その後、怪我をしたお陰(?)で時間が出来た私は、さらに受難節を調べたところ、40時間の断食という浄化が伴う儀式だったことが判明。「あ、これだな」と直感しました。私に必要なメッセージに違いありません。心が乱れると食事が乱れ、食事が乱れると心が乱れる。これはニワトリと卵の関係にも似ています。怪我をした後、ようやくそこまで思い至り、40時間の断食を決行しました。そしてそこでようやく心の平安を得た次第です。ちなみに24時間で切り上げようとしたら、調子が悪くなってしまいだめでした。やはりほぼ2日近い断食が、私には効果があったのです。(ちなみに私は断食に慣れていますが、やった事のない方は急にまねをしないでくださいね。)
食べる事は楽しい事、命を繋ぐ事。人と食事をともにする事は、時間や経験の分かち合いやコミュニケーションでもあります。私も食べる事は大好きです。しかし、食べない事もいいものです。からだの浄化や調整になるのは勿論の事、心にもそうなのですね。空腹でいると頭がクリアーで直感も冴え、気分も前向きになりますし、睡眠時間も少なくて済みます。ハイアーセルフともつながりが太くなるように感じるのは私だけでしょうか。一方過食気味になると、怠惰、眠さ、鬱っぽい気分、現実だけに目がいく、自己卑下などに傾くように感じます。断食までいかなくても、腹7〜8分目にしたり、一食抜いたりするだけでも効果があります。食の悪循環に陥っている時にそこから抜け出すのは大変な事ですが、そんな自分を責めるのではなく、しかしうまくきっかけを掴んで、習慣を変えていく決意ができたらいいなぁと思います。人間ですから勿論イケテナイ時もあります。が、地獄絵の餓鬼を思い出してみてください。餓鬼は常に飢えに苦しみ、決して満たされることがないそうです。龍安寺の石庭にあるつくばいに刻まれた「吾唯足知」(われ、ただ足るを知る)という言葉を思い出しました。食べ過ぎや求め過ぎは人間本来の神様から与えられた魂の美しさを隠してしまうのかもしれません。どうしても悪循環から抜け出せないとしたら、生活のどこかに自分にとって快適ではない要因があるという事かもしれません。じっくり向き合って改善していくか、手放していけたらきっと変わっていくのでは、と思いました。
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